一度で切れない硬い素材を重ね切りしたい (FC4500/4550)
一度では切れないメディアに対して、同一箇所を繰り返しカットすることができます。
一度目は設定したカット圧より軽いカット圧で切り跡を付け、二度目以降は設定されたカット圧でカットすることができます。
オールモード
全作図データを一つのブロックとして重ね切りを行います。
バッファサイズ以上のデータではコピーモードを使用した重ね切りはできません。
データ区切りコマンド (F0,PGなど) がない場合、タイムアウト (約10秒) を待ってから二度目の作図を開始します。
条件番号の変更・ポーズメニュー・原点設定は、すべてのカットが終了後約10秒間は「カサネギリ ショリチュウ」の表示が出て、操作できません。
ブロックモード
ダウンからアップまでの連続線分を、一つのブロックとして重ね切りを行います。
バッファサイズ以上のデータでも重ね切りします。
連続線分数がブロックバッファ容量よりも多い場合は、ブロックバッファを1ブロックとして、ブロックごとに重ね切りを行うため、開始点で刃先の回転動作が増える場合があります。
- [ポーズ]キーを押して、ポーズ状態にします。
- 下図の表示になるまで、[次頁]キーを押します。
- [F2]キー (ツールセッテイ) を押すと、下図の画面が表示されます。
- [F1]キー (アツモノ) を押すと、下図の画面が表示されます。
- [F2]キー (カサネギリ) を押すと、重ね切りモードの設定画面が表示されます。
「●」が付いている方が現在の設定です。
オールモードに設定する場合は、[F1]キーを押します。OFFにする場合は、再度[F1]キーを押します。
ブロックモードに設定する場合は、[F3]キーを押します。OFFにする場合は、再度[F3]キーを押します。
- [F2]キー (カサネギリ) を押すと、重ね切りの設定画面が表示されます。
上段がカット条件の設定条件No.です。
重ね切りが設定されたNo.の下に、重ね切りの設定回数が表示されます。
[◁]・[▷]キーを押して、重ね切りをしたい設定条件No.の下にブリンク表示を移動させ、[△]・[▽]キーを押して、重ね切りをしたい回数を設定してください。
設定範囲:- (オフ)、2~9 (回)
設定が終了したら[入力/実行]キーで決定してください。
- [入力/実行]キーを押すと、重ね切りを一回目のみ適用する条件番号の設定画面が表示されます。
上段がカット条件の設定条件No.です。
重ね切りが設定されたNo.の下に、条件No.が表示されます。
[◁]・[▷]キーを押して、一回目のみの重ね切り設定を適用したい設定条件No.の下にブリンク表示を移動させ、[△]・[▽]キーを押して設定してください。
設定範囲:ー (オフ) 、1~8 (各条件設定No.) (オン)
(例) 条件1と条件2に重ね切りを設定します。条件1は本来のカット圧、条件2にはそれよりも低いカット圧を設定します。
この状態で条件1でカットを行うと、一回目は条件2に設定された低いカット圧、二回目以降は条件1で設定された本来のカット圧でカットを行います。
設定が終了したら、[入力/実行]キーで決定してください。
- [ポーズ]キーを押し、ポーズ状態を解除します。
【確認】本設定条件は、電源を切っても記憶されます。
- オートモード時にデータ区切りのコマンド (F0,PGなど) がない場合、タイムアウト (約10秒) を待ってから二度目の作図を開始します。
- 重ね切り動作を開始すると、設定条件No.の変更・ポーズメニュー・原点設定は、すべてのカット終了後約10秒後まで操作できません。
(動作中にこれらのキーを押すと、以下の表示になります)