2色印刷時に塗り潰しの中の文字がズレる
カラーモードを設定できるアプリケーションソフトをご使用の場合、RGBカラーに設定して使用してください。
現象
下記のようなシールを作成する場合、文字と周りの塗り潰し部分で文字ずれを起こす場合があります。

原因
抜いた部分に、黒の印字が重なる為に微妙なずれが発生します。トラッピングやオーバープリントという補正処置をイラストレーター等のアプリケーションソフトで細かく行うのが一般的ですが、LCX603では、このオーバープリントをドライバの設定で行えるようになっています。
具体的には下記の例を参照し作成してください。
注意
重ね印字でカラー(RESIN)+黒(RESIN)の印刷はできません。
カラー(RESIN or Semi-RESIN)+黒(Semi-RESIN)でご使用ください。
RESIN系インクリボン同士の重ね印字はできません。
対処
- この例ではカットラインは赤を使用します。アプリケーションの一番細い線(太さ0、1ドット線等)で、カット線を描きます。閉図形になるように作成してください。
◆確認◆
カットラインに設定した色と同じ色の細い線がデータにあると、アプリケーションによってはそのデータをカットラインと認識してカットする場合があります。その場合は余分にカットされた線の線幅を太くするか、カットラインに設定する線の色をデータ上で変更し、ドライバの「カットライン選択」の色をカットラインに合わせて変更してください。

- 画面上でラベルの原案が作成できました。ただし、このままでLCX603へ出力を行うと下記のようになってしまいます。

- これを避ける為に、アプリケーションで次のように作成しておきます。

- ドライバの印字色設定で次のように設定します。
ヘッド3:黒、緑、ヘッド2:黄、緑、カットライン:赤

- このように設定することで、印刷されるデータは次のようになります。

2色印刷を行う時に色を重ねる場合は、このような操作を行ってください。