データロガー(記録計)用語集
用語 | 内容 |
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A/Dコンバータ(A/D変換器) | アナログ信号をデジタル信号に変換する装置。 |
A/Dコンバータ分解能 | アナログ信号をデジタル信号に変換する能力。 グラフテックロガーは16bitのA/Dコンバータを使用しており、各測定レンジ(±)を約 1/40000の能力で分解。 |
CATⅢ | 測定が可能な場所を示すもの。 |
GND | 電気をスムーズに流すために必要な仕組みのこと。 |
アノテーション文字列 (※グラフテック社機能) | グラフテックロガーにおいて各チャネル名やコメントのこと。 |
アラーム | 制御システム内の異常状態、または限界条件の超過を知らせる機能。 |
基準接点 | 熱電対と導線、または補償導線と導線の接合点を一点の温度に保つようにしたもの。 魔法瓶を用いて0℃に保つ方法と、温度計の端子を測定し自動的に補償する方法がある。 |
許容信号源抵抗 | 信号源抵抗の値として、許容される範囲。 信号源抵抗が大きいと、測定器のゼロ点が変動しやすくなる。 |
サンプリング | 測定の間隔のこと(何秒毎に記録をとるか)。 |
室温補償 | 熱電対を使用して温度を測定する場合、計測器の入力端子部の温度を測定して補償すること。 熱電対は原理上温度差に応じた熱起電力を発生するため、室温補償を行わなければ、絶対的温度測定を行うことができない。 |
実効値(RMS) | 交流の電圧や電流の値を表すために用いられる量のこと。 |
スケーリング | 別の単位に変換すること。センサーで取った情報を電圧に変えること。 |
スパン | 設定したレンジの中で表示したい範囲。 |
絶縁入力(フローティング入力) | 外箱、電源および他のあらゆる入出力回路端子から絶縁されている入力回路方式。 |
測温抵抗体 | 温度変化により金属抵抗値が変化する性質を利用する温度センサのこと。 |
測定レンジ | 測定したい範囲(何度から何度まで、等)。 |
トリガ | 測定のスタート/ストップのタイミングを決めるための機能。 グラフテックロガーでは、アラームや時間・曜日指定、一定時間等様々なトリガ設定が可能。 |
トレース (※グラフテック社機能) | 波形表示のON/OFF |
入力抵抗(インピーダンス) | 入力端子側から機器を見た際の電流の流れにくさのこと。 |
入力方式:同時サンプリング方式 | 各チャネル毎にA/Dコンバータを装備して、全チャネル同時にデータ収録を行う方式。 |
入力方式:スキャン方式 | 測定チャネルを順次切り替えデータ収録を行う方式。 チャネル間に時間差が生じる。 |
熱電対 | 2種類の金属で構成され、先端と末端の温度差に応じて生じる起電力を応用した温度センサ。 |
バーンアウト | グラフテックロガーにおいて、熱電対が断線している、もしくは正しく端子台が装着されていない状態。 |
パルス(信号) | 物の量を測る機能。 測りたいもの1回分のパルス数を設定し、そのスケーリングで測定(流量、速度、歪み、明るさ等測定可能)。 |
フィルタ | 特定の周波数帯域のエネルギーを通過させ、他の全ての周波数のエネルギーを阻止する変換器。 |
補償導線 | 使用する熱電対とほぼ同一の熱起電力特性を持つ一対の導線。 熱電対と基準接点の間をこれで接続する。安価で長距離の延長が可能。 |
ロジック(信号) | タイミングを計る、On/Offを見る機能。 別の装置の信号に対する反応とのタイムラグを見る。制御装置等に多く使用される。 |