重点課題
グラフテックは次のSDGs目標を重視し、
『気候変動(CO2の削減)』と『働き方』を重点課題としてSDGsに取り組んでまいります。
気候変動(CO2の削減)
取り組むこと
ガソリン・電力のCO2削減
持続可能な製品ライフサイクル
その他(廃棄物など)のCO2削減
パリ協定が採択されて以降、気候変動への対策は国際的な課題となり、異常気象による洪水や山火事の発生など、災害の増加といった形で日々私たちの生活にも影響を及ぼし始めています。グラフテックは持続可能な開発の実現に向けて、気候変動への取り組みを1つの重要課題と捉え、省エネルギー・省資源活動に取り組み、CO2排出量の削減を推進していきます。
グラフテックのこれまで ー商品の販売による省資源化ー
グラフテックは長年にわたりペーパーレスデータロガーの製造・販売を行い、省資源化に取り組んでまいりました。また、もう一つの主力製品であるカッティングプロッタも少量多品種加工に適しており、抜型不要で様々な形のカットに対応できるため、資源の無駄削減に貢献します。今後もグラフテックはものづくりを通して、気候変動などの環境問題に取り組んでまいります。
気候変動に対する具体的な取り組みと結果
ガソリンと電気の使用によるCO2排出量の削減 最終GOAL:Scope1※1,Scope2※2 CO2排出量50%削減 (2017年度比)
現在までの結果
2022年度までに、ガソリンと電力を使用することによって発生するCO2排出量を36%削減※3しました
グラフテックは、持続可能な開発の実現に向けて、気候変動への取り組みを1つの重要課題と捉え、省エネルギー・省資源活動に取り組み、CO2排出量の削減を推進しています。これまでに、省エネ空調デマンドシステムを導入したほか、社有車でのガソリン車使用を徐々に取りやめてハイブリッドカー導入比率を向上させるなど、取り組みを進めてきました。2022年度までに、ガソリンと電力を使用することによって発生するCO2排出量を36%削減※3しました。
- Scope1:直接排出(ガソリン、灯油など)
- Scope2:間接排出(電気など)
- 算出範囲_ガソリン:本社および国内全事業所、電気:本社建屋
廃棄物によるCO2排出量の削減 最終GOAL:Scope3カテゴリ5※4 CO2排出量50%削減(2017年度比)
現在までの結果
2022年度までに、廃棄物によるCO2排出量を41%削減しました
グラフテックでは、廃棄物によるCO2排出量の削減も製造業として果たすべき責任であると考え、Scope1, Scope2のほか、Scope3のカテゴリ5についてもCO2排出量の削減に向けて取り組みを進めています。
2022年度までに、廃棄物によるCO2排出量を41%削減しました。
- Scope3カテゴリ5:Scope2を除く間接排出のうち、事業から出る廃棄物で発生する排出
働き方
取り組むこと
平等な働き方
生活の充実
「人と社会に認められる価値を創造する」ためには、その担い手となる社員一人ひとりが存分に能力を発揮できる環境が必要であると考えます。そこでグラフテックでは平等な働き方に注目し、男性の育児休暇取得の推進や女性の管理職研修の実施、フレックス制度の導入といった環境の改革により、キャリアやライフプランに不安を抱えることなく幸せに働くことができる職場づくりに取り組みます。個々の能力を伸ばし、それぞれが能力を最大限に発揮することで、新たなイノベーションや持続的な企業成長を目指します。
働き方に対する具体的な取り組みと結果
有給休暇取得平均日数 男性の育休取得率の向上 最終GOAL:社員満足度の向上
企業理念に含まれる、「人と社会に認められる価値を創造する」ためには、その担い手となる社員一人ひとりが存分に能力を発揮できる環境が必要であると考えます。そこでグラフテックでは、社員が個人のライフスタイルに応じて平等に働き方を選択でき、キャリアやライフプランに不安を抱えることなく幸せに働くことができる職場づくりに取り組んでいます。
現在までの結果
フレックスタイム制の導入と有休を取得しやすい環境づくり
グラフテックでは、柔軟な働き方ができるよう2021年からフレックスタイム制を導入しています。また、全社で一斉取得していた夏季休暇を夏季に限定せずに個人で取得時期を自由に設定できるフレックス休日制度に変更しました。2022年には、さらに使いやすい制度とするべく細かくルールを見直すなど、継続して働きやすさの向上を目指しています。取り組みの結果、有休の取得しやすさにも効果が表れ、2022年度は、前年の有給休暇取得平均日数11.3日を上回る平均取得日数12.0日を達成しました。
男性も育休を取得しやすい環境づくり
グラフテックでは性別に関わらず平等に働くことができる環境を整備することも重要であると考えます。その一環として2022年度は男性が育休を取得しやすい環境づくりを推進し、結果として男性の育休取得率が女性の育休取得率と同様に100%となりました。
SDGs達成に向けた積極的取り組み
製品付属DVDの廃止
主力製品であるカッティングマシンのマニュアルをDVD付属方式からWebダウンロード方式に切り替えました。これにより製品に利用する資源を減らすことができるほか、製造過程で約2.5tのCO2排出量を削減できます。
#省資源 #CO2削減 #製品
ペーパーレス
2017年度より業務でのペーパーレス化を推進し、紙資料の電子化による保存・運用を行っています。この結果、2022年度までに紙の購入枚数を78%削減しました。
#省資源 #CO2削減 #ペーパーレス
環境配慮型名刺
2023年3月より名刺の材質を再生可能エネルギー由来の電力で生産された紙であるグリーン電力紙に変更しました。これにより、製造過程のCO2排出を従来よりも抑えた名刺を使用することができています。
#CO2削減 #再生可能エネルギー
ゴーヤのグリーンカーテン
CO2削減に向けた省エネ施策として、2023年度よりグリーンカーテンの育成に挑戦しました。当社ではこのカーテンにより平均1.35℃の温度低下を観測でき、最大17.6%のCO2排出量削減に繋がる見込みです。また省エネ効果のみならず、窓から見える植物のカーテンは社員の癒しにもなっています。
#CO2削減 #省エネ #緑化
社内のSDGs意識向上
世界のSDGs動向や自社の取り組みを伝える情報誌の配信、新入社員に向けた研修などを通し、継続した社内のSDGs理解促進や意識向上を目指しています。
#教育・研修
EARTH HOUR in 横浜への参加
「EARTH HOUR※ 2023 in 横浜」に参加し、社員に向けた消灯の呼びかけ、および社内の消灯を実施しました。
- 「EARTH HOUR(アースアワー)」は世界の人々が同日同時刻に電気を消す世界規模の消灯イベントです。
#省エネ #地域
社外に向けたSDGs啓発活動
2023年8月に開催されたファミリーデーにて、社員のご家族へのSDGs啓発を行いました。環境に配慮した廃棄物分別など社内施策のほか、国連のSDGsや個人で貢献できる取り組みをスタンプラリー形式で紹介しました。
#教育・研修 #ステークホルダー #子ども