ミシン目でカットした部分が動作途中で外れたり、機械に引っ掛かってしまう。
以下の項目をご確認ください。
用紙が極端に薄い。
60g/㎡以下の素材 (用紙) は、ミシン目パターンのカットには適していません。
ミシン目カットではなく、ペン描き用として使用することをお勧めします。
速度が速すぎる。
カット速度が速いと素材 (用紙) が追従できず、カットした部分が外れる場合があります。
速度を落としてください。
- 速度設定方法
- 基本画面で、[COND/TEST]キーを押すと、コンディション画面 (1/3) が表示されます。
(この例ではCondition No.2使用でご案内します)
- [3]キー (速度) を押すと、速度設定画面が表示されます。
※ 選択したツール条件No.により、表示内容が異なります。
- [POSITION] (◀▶) キーを押してツール条件No. (今回は2) を選択し、
[POSITION] (▼) キーを押して速度の設定値を減らします。 - 設定を確認し、[ENTER]キー (設定) を押して確定します。
コンディション画面 (1/3) に戻ります。 - [COND/TEST]キーを押して、基本画面に戻ります。
用紙伸縮による問題
用紙は温度・湿度の絵強を受けやすいため、ロールから引き出された直後から伸縮を始めます。
引き出した直後にカット・作図を開始しますと、カット中に用紙が伸縮し、外れやすくなったり、引っ掛かりやすくなります。
「用紙さらし時間 / ならし動作の回数」の機能を必ずご使用ください。
用紙がバスケット手前のパイプに当たる
バスケット手前のパイプは、できるだけ引き出した状態で使用してください。
引き出す量は少ないと用紙先端が当たり、ミシン目カットした部分が外れる場合があります。
プッシュローラーの押し圧が合っていない。
中央のプッシュローラーは押し圧を通常に、他の2個のプッシュローラーは弱 (OFF) にしてください。
本体アースが接続されていない。
静電気発生により用紙が張り付くのを防止するため、必ず電源アースを接続してください。
電源ケーブル3端子の中央の端子がアースとなります。
ミシン目パターンのカット長さ、アップ長さが適正でない。
- ミシン目パターンのカット長さが長く、アップ長さが短いと、カット動作時にカットされた部分が外れやすくなります。
カット長さを短め、アップ長さを眺めに設定してください。 - 弊社純正紙のミシン目パターンの目安は以下の通りです。
素材の厚み | パターン番号 | カット長さ (L.) | アップ長さ (L.) |
---|---|---|---|
約130g/㎡ | 3 | 30.00mm | 1.00mm |
約80g/㎡ | 5 | 30.00mm | 1.40mm |
約65g/㎡ | 1 | 15.00mm | 1.40mm |
ミシン目パターンのアップモード設定が適切でない。
ミシン目パターンのアップモードは、ミシン目のカットしない部分でのカット圧設定になります。
この数値が大きいと、ミシン目が外れやすくなります。
カット動作中に外れる場合は、この値をなるべく小さくするか、「アップ」に設定してください。
- ミシン目パターン・アップモード設定方法
- 基本画面で、[COND/TEST]キーを押すと、コンディション画面 (1/3) が表示されます。
- [POSITION]キー (▲) を押すと、コンディション画面 (2/3) が表示されます。
- [2]キー (ミシン目パターン) を押すと、ミシン目パターン設定画面が表示されます。
- [2]キー (パターン番号) を押すと、パターン番号設定画面が表示されます。
- [POSITION]キー (▲▼) を押して、パターン番号を選びます。
パターン番号0~7を選ぶと、カット長さとツールアップ長さが表示されます。
ユーザーを選ぶと、すべて設定できるようになります。 - 設定を確認し、[POSITION]キー (◀) (戻る)を押すと、パターン番号が選択され、
ミシン目パターン設定画面に戻ります。
- [POSITION]キー (▶) を押すと、アップモード設定画面が表示されます。
- [POSITION]キー (▲▼) を押して、アップモードを設定します。
設定できる範囲は、1~31と「アップ」です。
「アップ」に設定すると、ツールアップ (完全に上がった状態) になります。
設定値を1まで下げてもアップ部分が切れてしまう場合は、「アップ」に設定してください。 - 設定を確認し、[ENTER]キー (設定) を押して確定します。
コンディション画面 (2/3) に戻ります。 - [COND/TEST]キーを押して、基本画面に戻ります。