カラーで読み込む際に黒い線が紅色になったり、線が欠落する場合は?

この現象は特に低解像度の際に発生します。

  • 300dpiで読み込む場合は約0.09mm以下の線、200dpiで読み込む場合は約0.13mm以下の線は完全に欠落する恐れがあると考えて下さい。
  • 特にそれぞれの解像度でも高速モードを使用する場合は、欠落する可能性が更に増しますので注意をして下さい。
  • また、解像度が低ければ低い程、赤/緑/青の光源で読み込んだ時のシャッター位置のズレが大きくなるので、黒いはずの線のエッジがピンク/水色/黄色といった他の色になり、遠めに見ると虹色に見えたりします。よって、地図/図面といった線画を読み込む際は一番の細線がいくつであるかを考慮し、それに合わせて解像度を選択する事が必要です。
  • もし全体のイメージが掴めれば良く、細部の品質に拘らない場合のみ、低解像度や高速モードを使用して下さい。
  • 解像度の目安は、一番の細線の1/3ぐらいの解像度がお勧めです。細線が約0.1mmならば600dpiで、約0.2mmなら400dpiで、約0.3mmなら300dpiで、約0.4mmなら200dpiで読み込む事をお勧めします。
  • 「解像度が高くなるとファイルサイズ大きくなりハンドリングが悪いので、解像度を落として使用する」という場合は、解像度を落とさずに、非可逆高圧縮のJPEGやPDF圧縮等を使用しファイルサイズを小さくする事をお勧めします。